炭酸カルシウムスラリー
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製品説明
製品紹介
本製品に含まれるナノ炭酸カルシウムは、優れた付着性と分散性を持ち、植物によるカルシウムイオンの吸収と利用を効率的に高めます。炭酸カルシウムは土壌改良剤としてよく使用され、酸性土壌の中和、pHの上昇を通じて作物の健全な生育を促進します。カルシウム欠乏による尻腐れ病や細菌性軟腐病などの予防にも有効です。また、剪定後の植物の傷口に保護膜を形成し、治癒を促進します。さらに、ナノ炭酸カルシウムはアブラムシやカイガラムシに対して物理的な防除効果を発揮し、植物の表面に保護層を形成して病害虫の影響を軽減します。
図1:ナノ炭酸カルシウムと市販のコロイド炭酸カルシウムの比較。
製品の特長
ナノサイズ炭酸カルシウム
土壌酸性の中和とカルシウム供給 |
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剪定後の傷口治癒を促進
炭酸カルシウムは剪定後の傷口に保護層を形成し、病原菌や害虫の侵入を防ぎ、水分の蒸発を抑えて細胞の修復を助け、治癒を加速させます。天然で無害なため、植物と環境にも優しいです。
図2:果樹剪定後にナノ炭酸カルシウムを塗布し、傷口の治癒を促進。
安全な物理的防除資材
炭酸カルシウムは登録不要の天然資材で、アブラムシやカイガラムシの外皮を破壊し、物理的な殺虫効果を発揮します。葉や果実の健康を強化し、病原菌の侵入を防ぎ、化学薬剤への依存を減らし、環境と作物へのリスクを抑える環境配慮型の安全資材です。
図3:炭酸カルシウム150倍処理48時間後、(a) 正常なアブラムシ、(b) 死亡したアブラムシ。
登録成分
肥料成分名 |
登録含量% |
炭酸カルシウム溶液 |
30.0 |
使用方法および使用量
作物分類 |
果樹、葉菜類 |
ナス科作物 |
その他の作物 |
防除対象 |
アブラムシ、カイガラムシ、ハダニ |
マメハモグリバエ、スリップス | うどんこ病 |
希釈倍率 |
150倍 |
150倍 |
1000倍 |
使用時期 |
害虫発生初期、3~5日ごとに1回使用 |
害虫発生初期、7~10日ごとに1回、計3回 |
苗期~結実前、7~10日ごとに1回使用 |
主な効果 |
害虫の外皮破壊による物理的防除効果 |
植物の病害抵抗力促進、病害発生抑制 |
植物の抵抗力強化、葉・果実の健康維持 |
注意事項
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他の農薬または酸性肥料と混用する場合は、事前に希釈してから混合してください。
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高濃度での施用は薬害を引き起こす恐れがあります。
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使用前によく振り、噴霧後は作物全体を均等に覆うようにしてください。
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防除薬剤との併用により、防除効果を高めることができます。