(植保矽)

モデル:-

製品説明

製品紹介

液体ケイ酸カリウムはイネなどの農作物に対して高い耐病性を付与し、特にうどんこ病やいもち病に対して顕著な防御効果を発揮します。ケイ酸カリウムが植物体内に吸収されるとケイ酸に変化し、細胞壁内に沈着して細胞壁の厚みと構造を強化し、病原菌の侵入を効果的に抑制、植物の免疫力を向上させ、作物をより健全にします。

ケイ酸の沈着により、植物表面にケイ質層が形成され、物理的なバリアとなります。このバリアは病原菌や害虫の侵入を防ぐだけでなく、水分蒸発を抑え、耐乾性や倒伏耐性も向上させます。ケイ酸カリウムの施用からケイ質層形成までの過程により、作物の耐病性と耐環境ストレス性が総合的に向上し、収量と品質をしっかりと支えます。

図1:(A)イネにシリコンあり(+Si)またはなし(–Si)の条件で連続処理後、いもち病菌(Magnaporthe grisea)接種10日後の葉の様子。(B)シリコン処理により細胞壁内にケイ質層が形成され、物理的なバリアで真菌感染に対する抵抗力が強化される。

出典:Wang, M., Gao, L., Dong, S., Sun, Y., Shen, Q., & Guo, S. (2017). Role of Silicon on Plant–Pathogen Interactions. Plant Sci., 8.https://doi.org/https://doi.org/10.3389/fpls.2017.00701

 

製品の特長

細胞構造を強化し、耐病・耐倒伏性を向上
ケイ酸カリウムは植物の細胞壁を厚くし、イネにおけるうどんこ病やいもち病への抵抗力を高め、病害発生率を低減します。また、イネの倒伏防止にも効果があり、作物の健全性と耐逆境性を向上させます。

図2:施用によるいもち病被害の低減。(A)対照区、(B)800倍希釈本製品の施用区。

 

作物の健全成長を促進し、耐環境性を強化

ケイ酸カリウムは根系の発達を促進し、植物の養分吸収能力を向上させます。これにより、イネの収量と品質が向上し、さらに極端気象条件下での生存率を高める効果もあります。

図3:台風後のイネ倒伏状況。左側は未施用製品、右側は施用製品により倒伏が軽減されている。

 

登録不要資材、環境に優しい

本製品は登録不要資材に該当し、使用が容易で農業管理基準にも適合しています。天然で環境に優しい成分を使用しており、土壌や水源を汚染せず、有機栽培や持続可能な農業に適しています。

 

登録成分

肥料成分名

登録含量%

ケイ酸カリウム溶液

30.0

 

使用方法および使用量

作物分類

多品目作物(ナス科、ウリ科など)

イネ

病害対象

うどんこ病

いもち病

希釈倍率

800~1000

800~1000

使用時期・方法

病害発生初期に葉面散布し、7~12日間隔で2~3回連続施用。うどんこ病菌の分生子発芽を抑制し、発生を抑える。

病害未発生または発生初期に葉面散布し、細胞壁を強化、病原菌の侵入を防ぐバリアを形成、または病原菌の成長を抑制していもち病を防ぐ。

 

注意事項

  • 本製品はアルカリ性です。施用時は手袋を着用してください。

  • 使用前に小面積で薬害の有無を試験してください。

  • 涼しく乾燥した場所に保管し、開封後はできるだけ早く使用してください。

  • 施用時には適切な防護措置を講じてください。