化学工業部門はナノレベルの炭酸カルシウムの製造に特化しており、50年以上の経験を有しています。高温焼成により不純物を除去し、再度炭酸化沈殿させることで、高純度かつ粒径の揃った炭酸カルシウムを製造しています。表面処理を施すことで、ゴムやプラスチックなどの材料と混練する際に、最終製品の耐摩耗性と強度を向上させ、さらに優れた流動性や押出性を提供し、生産コストの削減と競争力の向上を実現しています。

【ダイヤモンド・クォンタム膠カルシウム DIA-CAL】は、ゴム、プラスチック、塗料など幅広い分野で活用されています。

近年、ダイヤモンド・クォンタムはデジタルトランスフォーメーションとスマート製造に注力し、オンライン監視装置を導入して、プロセスのリアルタイム化、可視化、ペーパーレス化を実現しています。同時に環境保護にも積極的に取り組み、廃棄物や排水を処理後にリサイクル活用し、スマート電力監視システムを通じてエネルギー効率を高め、省エネ・脱炭素化を推進しています。デジタル化と低炭素化によるプロセス改善を通じて、品質の安定と環境への配慮を両立しています。