製品紹介

有機質肥料は、作物の品質向上および土壌の健康促進に重要な役割を果たします。本製品は、大豆粉、コーヒー粉、米粉、糖蜜を発酵させて作られており、天然由来の原料によって土壌の有用微生物に安定した炭素および窒素源を提供します。これにより、微生物の活動が活性化し、土壌構造が改善され、通気性と保水性が向上し、作物の根の生育に適した豊かな土壌環境が形成されます。

図1：有機質肥料の施用により、作物の成長と収量、土壌有機物含量、陽イオン交換容量、栄養吸収、微生物活動および植物機能が改善される。

出典：Liu, Y., Lan, X., Hou, H., ji, J., liu, X., & lv, Z. (2024). Multifaceted Ability of Organic Fertilizers to Improve Crop Productivity and Abiotic Stress Tolerance: Review and Perspectives. Application of Organic Amendments in Agricultural Production—2nd Edition. https://doi.org/https://doi.org/10.3390/agronomy14061141

製品の特長

作物への安定した栄養供給
持続的かつ安定した炭素・窒素源により、作物に必要な栄養分を長期間供給し、成長を促進するとともに品質を向上させます。

土壌構造の改善と微生物活性の向上
有機質成分が土壌の通気性や保水力を高め、根の成長に適した環境を整えます。また、土壌中の有用微生物の繁殖を助け、土壌の肥沃度と健全性を高めます。

多種のアミノ酸を含有し、植物の防御力を向上
本製品には多種類のアミノ酸が含まれており、植物の細胞修復と代謝を促進し、病害や逆境に対する抵抗性を高めます。

有機資材認証を取得済み
本製品は厳しい有機資材認証をクリアし、有機農業の基準に準拠しています。有害な化学成分を含まず、有機作物の生産に安全に使用できます。

さらに、本製品は国立中興大学植物病理学科との技術移転により、天然資材の発酵によって多種のアミノ酸および二次代謝物を生成し、作物の耐環境性を誘導するとともに、生物膜を形成して病害から作物を保護し、根の生育環境を改善、栄養吸収および根の保護を促進します。

図2：本製品を茶樹に施用した場合、成長勢が強まり、収量が増加する。

登録成分

使用方法

• 葉菜類および果樹類の幼苗期には潅注で処理し、7〜10日ごとに1回施用します。栄養成長期には葉面散布が可能です。

• 葉菜類および果菜類には生育期間を通じて使用可能で、本葉2枚展開後または苗の移植後7〜10日ごとに施用します。

• 果樹類には栄養成長期から開花期までの間に、7〜10日ごとに施用し、生育状況に応じて頻度を調整してください。

使用量

200〜500倍に希釈して使用してください。1ヘクタールあたり1,000リットルの希釈液を施用することを推奨します。

注意事項

• 製品の沈殿は自然現象ですので、使用前によく振ってください。

• 未使用分は液面を水分で保ち、涼しい場所に保管してください。高温や直射日光を避けてください。

• 他の農薬や肥料と併用する場合は、必ず希釈してから混合してください。

• 殺菌剤や銅剤との併用は避けてください。