最新ニュース
ダイヤモンド・クォンタムのグッドリ カルシウム、日本の水稲圃場において減肥管理でも収量を維持
2025/10/01
このたび、ダイヤモンド・クォンタムの肥料代理店である株式会社アクションコーポレーション(Axxion Corporation)は、千葉県市原市にて水稲の圃場試験を実施しました。本試験は「水稲における窒素肥料30%削減とグッドリ カルシウムが収量および品質に与える影響」をテーマとしています。対照区では移植時に基肥を1回のみ施用しました。一方、試験区では基肥量を30%減らし、さらにBBCH 30およびBBCH 55の段階で、無人機を用いてグッドリ カルシウムを各100 mL/10a施用し、カルシウムとケイ素を補給することで、水稲の生育および収量に与える影響を調査しました。

試験区では、まずBBCH 30(分げつ終了・茎立ち期)において1回目のグッドリ カルシウムを施用しました。この時期は分げつ数がすでに確定し、最終的な収量ポテンシャルに大きく影響を与える重要なタイミングです。続いてBBCH 55(出穂期)に2回目の施用を行い、穂の発達、受粉および登熟を促進し、収量の安定性と米粒品質の向上を図りました。
試験結果は以下の通りです:
- 窒素肥料の使用量を大幅削減:6 kg/10aから4.2 kg/10aへ削減。

- 収量は安定:窒素を30%削減しても、一等米の収量は対照区とほぼ同等。

- 作物の健全性向上:試験区のSPAD値は20.1で、対照区の17.6を上回り、葉の窒素状態がより良好であることを示しました。
- 耐倒伏性の改善:試験区では倒伏が観察されず、対照区では軽微な倒伏が確認されました。

これらの成果は、水稲栽培における窒素削減の実現においてグッドリ カルシウムの有効性を示しています。ダイヤモンド・クォンタムは、作物品質と安定性の向上に寄与するこの技術を推進することで、農家が「合理的な施肥による高効率化」を達成し、環境負荷を軽減し、持続可能な農業に向けた具体的な解決策を提供していくことを目指しています。
前のページ