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ダイヤモンド・クォンタムのチームが日本を訪問 — 肥料代理株式会社パルサー・インターナショナルの製品応用と多様な日本農業の現状を視察
2025/04/22
ダイヤモンド・クォンタムのチームはこのたび日本を訪れ、山梨県や長野県などにおける肥料代理株式会社パルサー・インターナショナルの製品の実際の使用状況を詳細に視察しました。また、今回の訪問を通じて、日本の多様な農業の最新動向についても理解を深めることができました。視察では様々な作物の生産者と交流があり、例えば現在、耐熱性のある稲の品種「彩虹の光耀」を栽培している「TOMOTO園 向山」の園主、向山氏と面会しました。温室内の高温という課題に対し、頻繁な灌水や、カルシウムやケイ素といった資材の使用により、作物の耐性を高めているとのことです。
また、山梨県のいちご農園「グルメイチゴ館前田」も訪問し、温暖化がいちごの分げつに与える影響について調査しました。農家は8月から温室の空調を早めに稼働させることで、出荷時期の調整を行っています。さらに、日本で最も早くマスカットを出荷することで知られる「吉田農園」も訪問しました。この農園では鉄分を多く含む地下水を灌漑に使用していますが、葉面散布ではなく土壌へ直接カルシウム肥料を混ぜる管理方法を採用しています。注目すべき点として、山梨県および長野県の多くのマスカット農園では、開花が難しいという共通の課題があることが分かりました。
長野県では、中野市の農業協同組合(JA中野市)を訪問し、同JAが株式会社パルサー・インターナショナル肥料の最初の普及拠点となった経緯について理解を深めました。JA中野市は3年にわたる圃場試験の後、最終的に同製品を導入し、農家への普及を開始しました。また、地域で輸出を行う数少ないマスカット農家の一人である清水氏も訪問。彼は2ヘクタールの温室でマスカットを栽培しており、収穫時期の調整、藁の敷設、換気の強化などにより生産効率と品質を高めています。特に、株式会社パルサー・インターナショナルの肥料がマスカットの発芽促進に効果的であると評価し、良質な農産物の輸出価格は国内販売の2倍になると語っていました。
今回の視察は、株式会社パルサー・インターナショナルの肥料が日本の農業分野において高い応用可能性を持つことを示すとともに、気候変動や市場の変化に直面する中で、日本の農家が見せる創意工夫と対応力を、ダイヤモンド・クォンタムのチームが深く理解する機会となりました。来たる5月には、株式会社パルサー・インターナショナルの関係者が台湾を訪れ、現地視察と農家同士の意見交換を予定しています。ダイヤモンド・クォンタムの高品質なカルシウム・ケイ素製品が、日本の農家が高温障害を克服する手助けとなり、同業他社製品に対する競争力向上につながることが期待されます。
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